「猫を飼いたいけれど、本当に自分に向いているのかな?」
「猫を飼うことでどんなメリットがあるの?」
「デメリットや注意点も知っておきたい!」
こんな疑問を持っているあなたへ。
実は、猫を飼うことのメリットは科学的にも証明されているんです!
猫のゴロゴロ音がストレスを和らげたり、幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」の分泌を促したりすることが研究によって明らかになっています。
さらに、猫と暮らすことで生活習慣が整ったり、血圧が下がったりするなど、健康面でも良い影響があるんです。
しかし、猫との暮らしにはデメリットもあります。
夜行性で生活リズムに影響を与えることや、トイレ掃除や毛の管理の手間がかかること、経済的な負担があることなど、事前に理解しておくべきポイントもたくさんあります。
そこで、この記事では、猫を飼うメリット・デメリットを科学的根拠に基づいて詳しく解説!
さらに、猫を迎える前に知っておきたいポイントも紹介します。
これから猫をお迎えしようと考えている方、すでに猫と一緒だけれど改めて知識を深めたい方、ぜひ最後まで読んでみてください。
猫を飼うメリットは科学的に証明されている!

猫と暮らすことには、科学的に証明されたさまざまなメリットがあります。
猫の癒し効果や健康促進の要素について詳しく見ていきましょう。
猫のゴロゴロ音がストレスを軽減する
猫が喉を鳴らす「ゴロゴロ音」には、私たちのストレスを和らげる効果があると言われています。
この音は20~50Hzの周波数を持ち、人間の副交感神経を活性化させ、リラックス効果をもたらします。
また、筑波大学の研究によると、猫のゴロゴロ音を聞いた人は心拍数が低下し、ストレスが減少したという結果が出ています。
ペットと触れ合うことで心が落ち着くのは、多くの人が実感していることですが、科学的にも証明されているのです。

にゃんこによってゴロゴロ音もさまざまで、おもしろいですよ
幸福ホルモン「オキシトシン」の分泌が増える
猫を撫でたり抱っこしたりすることで、脳内では「オキシトシン」と呼ばれるホルモンが分泌されます。
これは「幸せホルモン」とも呼ばれ、ストレスを軽減し、安心感を高める効果があることで知られています。
東京農業大学の研究では、猫と10分間触れ合った後、オキシトシンの分泌量が大幅に増加することが確認されました。
つまり、猫と暮らすことは、日々の幸福度を高める要因になるのです。
猫と触れ合うことで血圧が下がる
猫を飼うことで血圧が下がるという研究結果もあります。
アメリカの研究では、猫を飼っている人は飼っていない人よりも心疾患のリスクが低く、寿命が長い傾向にあることが分かっています。
これは、猫と触れ合うことでリラックスし、副交感神経が活性化することが関係していると考えられています。



撫でるだけで血圧が安定するなんて、驚き!
孤独感を和らげ、心の健康をサポートする
猫は愛情深い動物であり、飼い主に寄り添ってくれることが多いです。
特に一人暮らしの人にとっては、猫の存在が心の支えになることが科学的に示されています。
また、猫と暮らすことで孤独感が軽減され、うつ病や不安障害のリスクを低減する効果も期待されています。
「猫と暮らすだけで幸せになる」というのは、あながち嘘ではないのです。



ペットと暮らすと婚期が遅れる、とよく言われるけど、私は結婚できました!
猫と暮らすことで生活習慣が改善される
猫と暮らすと、生活リズムが整いやすくなるというデータがあります。
実際に猫を飼っている人へのアンケートでは、「規則正しい生活になった」「掃除をこまめにするようになった」といった意見が多く見られました。
また、猫の食事やトイレの世話をすることで、自然と健康的なライフスタイルが身につくという効果もあります。
骨折や傷の治癒を促進する可能性がある
猫のゴロゴロ音には、骨折や傷の治癒を促進する効果があるとされています。
これは「超音波骨折治療法」と呼ばれるもので、ゴロゴロ音の振動が細胞の再生を促し、骨密度を高める効果があるのです。
実際にスポーツ医学の分野でも、この原理を応用した治療が行われています。



猫のゴロゴロが、ただの癒しではないことが分かる!
(僕のゴロゴロはももちに「へたくそ」って言われてる・・・)
猫の癒し効果が科学的に証明された実例
これまで紹介してきたように、猫を飼うことによる健康効果は、科学的な根拠が多数存在します。
例えば、
- 猫を飼うことでストレスが軽減される(筑波大学研究)
- 猫と暮らす人は心疾患のリスクが低い(アメリカの医学研究)
- 猫を撫でると幸福ホルモンが分泌される(東京農業大学研究)
こうしたデータを見ると、猫が私たちの生活に与える影響の大きさが分かりますね。



日本語での論文もたくさんあるので、気になる方は見てみるとおもしろいですよ
猫を飼うデメリットも知っておこう


猫との暮らしには癒しや健康面でのメリットが多くありますが、一方でデメリットも無視できません。
猫を迎える前に、どんな困りごとがあるのかを理解しておきましょう。
維持費がかかる!ごはん・医療費の負担
猫を飼うには、初期費用だけでなく、毎月の生活費もかかります。
費用項目 | 目安金額(年間) |
---|---|
キャットフード | 約3万円〜6万円 |
猫砂(トイレ用品) | 約1万円〜3万円 |
ワクチン・健康診断 | 約1万円〜2万円 |
病気・ケガの治療費 | 数千円〜数十万円(※重病時) |
ペット保険 | 月額2,000円〜 |
特に病気やケガをしたときの医療費は高額になりやすく、数十万円かかることもあります。
ペット保険に加入しておくと、いざというときの負担を軽減できます。
トイレの掃除や毛の管理が必要
猫はきれい好きな動物ですが、そのぶんトイレの清潔さを保つ必要があります。
汚れていたり、不安な時は、トイレ以外の場所で排泄してしまうこともあります。
また、抜け毛の管理も重要です。
特に換毛期(春・秋)には、大量の毛が抜けるため、毎日の掃除が欠かせません。
「猫を飼うと家が毛まみれになる」と言われるのも、この抜け毛の多さが原因です。
対策として、以下のポイントを意識するとよいでしょう。
- ブラッシングを習慣化(毎日 or 週2〜3回)
- こまめな掃除(掃除機・コロコロ使用)
- 空気清浄機の活用(猫アレルギーの軽減にも)
我が家でも活躍中のおすすめ商品も合わせてご紹介します。




夜行性のため、生活リズムに影響することも
猫は基本的に夜行性の動物です。
夜中や早朝に活発になり、部屋中を走り回ったり、飼い主を起こしに来たりすることがあります。
「夜中に大運動会を始める」「朝4時にご飯を催促される」といった悩みを抱える飼い主さんも多いです。
この問題を軽減するためには、以下の対策が有効です。
- 寝る前にしっかり遊ぶ(猫のエネルギーを発散させる)
- 自動給餌器を活用(早朝のごはん催促対策)
- 夜は部屋を暗くする(猫に夜だと認識させる)



生活リズムがなじめば、夜も寝てくれることがほとんどです
それでも解決しないのが、「朝ご飯問題」でした。
起こす時間がどんどん早くなって3時とかに起こされるようになってからは、自動給餌器を導入しました。
おかげで朝まで起こされずにぐっすり。


家具やカーテンが傷つく可能性がある
猫は本能的に爪とぎをします。
そのため、放置していると家具やカーテン、壁がボロボロになる可能性があります。
対策として、
- 爪とぎ用のポールやマットを設置
- 家具の表面に保護シートを貼る
- こまめに爪を切る(週1回程度)
といった方法を取り入れるとよいでしょう。



つめとぎは段ボール製よりじゅうたんなどの布製品を好む猫もいます
長生きするので終生飼養の覚悟が必要
猫の寿命は平均で 15年〜20年 と言われています。
一度飼ったら、最期までしっかりお世話をする責任があります。
また、高齢になると介護が必要になる場合もあります。
- トイレの失敗が増える
- 食欲が落ちる
- 歩行が不安定になる
こうした状況を踏まえ、長期的な飼育計画を立てることが重要です。
アレルギーのリスクも考慮しよう
猫アレルギーを持っている人にとって、猫との生活は大きな負担になることがあります。
猫アレルギーの主な症状
- くしゃみ・鼻水
- 目のかゆみ・充血
- 皮膚のかゆみ
- 呼吸困難(重度の場合)
猫アレルギーが心配な場合、事前に病院でアレルギー検査を受けるのがおすすめです。
また、アレルギー対策として、
- こまめな掃除・換気
- 空気清浄機の活用
- ブラッシングを頻繁に行う
といった工夫をすると、症状を軽減できます。







ももちいわく、掃除機はダイソン一択らしい
猫の自由気ままな性格に適応できるか?
猫は犬とは違い、自由気ままな性格をしています。
「呼んでも来ない」「抱っこを嫌がる」など、人間の思い通りにはならないことが多いです。
猫の性格に合わせて、
- 無理に構わず、猫のペースを尊重する
- スキンシップは猫の気分を見ながら
といった接し方を心がけましょう。
猫と人間、お互いに心地よい距離感を見つけることが大切です。
猫を飼う前に知っておきたいポイント
猫を飼うことは、ただ「可愛いから」という理由だけではなく、長期間にわたる責任が伴います。
ここでは、猫を迎える前に考えておくべき重要なポイントを解説します。
猫の性格や種類による違いを理解する
猫にはさまざまな種類があり、それぞれ性格や特徴が異なります。
たとえば、活発で遊び好きな種類(例:アビシニアン、ベンガル)もいれば、のんびりマイペースな種類(例:ペルシャ、ラグドール)もいます。
また、個体差も大きいため、必ずしも「この種類ならおとなしい」「この種類なら甘えん坊」と決めつけることはできません。
ペットショップや保護猫施設で事前に猫の性格をよく観察し、自分のライフスタイルに合った猫を選ぶことが大切です。
ペット保険の加入も検討しよう
猫は健康なうちは医療費があまりかかりませんが、病気やケガをすると高額な治療費が発生することがあります。
特に、腎臓病や尿路結石といった猫に多い病気の治療には、数万円〜数十万円かかることもあります。
ペット保険に加入することで、万が一のときの経済的負担を軽減できます。
「うちのコは健康だから大丈夫」と思っていても、突然の病気やケガは避けられません。
ペット保険には、
- 通院・手術費をカバーするプラン
- 予防接種や健康診断まで含めたプラン
などさまざまな種類があるので、猫を迎えてから比較検討してみるのもよいでしょう。



我が家は掛け金分を貯蓄して、備える方向にしました
賃貸物件では”猫可”かどうかを確認
賃貸物件に住んでいる場合、必ずペット可で「猫可」かどうかを確認しましょう。
猫は爪とぎやジャンプをするため、床や壁を傷つける可能性があり、「ペット可」の物件で、犬はOKでも猫はNGなことも多く、制約があることがあります。
また、ペット可の物件であっても、
- 「多頭飼いは禁止」
- 「退去時に高額なクリーニング費用が発生する」
といったルールが設けられている場合もあるため、契約内容をしっかり確認することが大切です。
飼い主としての責任を持つ覚悟を決める
猫を飼うということは、一生涯責任を持つということです。
猫は15年〜20年生きるため、「引っ越しするから」「子どもが生まれたから」という理由で手放すことは許されません。
また、災害時の避難計画も考えておく必要があります。
- 避難所に猫を連れて行けるか?
- フードやトイレ用品の備蓄は十分か?
万が一に備え、長期的な視点で飼育計画を立てることが大切です。
拡張することで広いスペースが確保できる、拡張型のペットキャリーもおすすめです。
しつけはできる?できない?猫の特徴を知る
猫は犬のように「しつけ」がしやすい動物ではありません。
例えば、犬はトレーニング次第で「おすわり」や「待て」ができるようになりますが、猫は基本的に本能に従って行動します。
ただし、トイレの場所を覚えさせたり、噛み癖を防ぐことは可能です。
猫のしつけで大切なのは、無理に従わせようとせず、習慣化することです。
例えば、
- トイレは最初から決まった場所に設置し、清潔に保つ
- 爪とぎは専用の場所を用意し、壁や家具での爪とぎを防ぐ
- 叱るよりも、良い行動をしたときにご褒美を与える
こうした工夫をすることで、猫との快適な生活が実現できます。



オレはおすわり、お手、おかわり、その場で回転ができるもんね
まとめ


猫を飼うことには、科学的に証明されたさまざまなメリットがあります。
ゴロゴロ音によるストレス軽減や、幸福ホルモン「オキシトシン」の分泌促進、さらには血圧の安定や生活習慣の改善など、猫と暮らすことで心身ともに良い影響を受けることがわかっています。
一方で、デメリットも無視できません。
維持費がかかることや、トイレの掃除や毛の管理の手間、夜行性による生活リズムへの影響、家具が傷つく可能性など、猫と暮らすには覚悟が必要です。
また、猫を飼う前に、猫の性格や種類、ペット保険の検討、賃貸物件の確認、終生飼養の覚悟など、しっかり準備しておくことが大切です。
猫は私たちにたくさんの癒しを与えてくれる素晴らしい存在ですが、それと同時に責任を持って世話をする覚悟も必要です。
これから猫を飼うことを検討している方は、ぜひメリット・デメリットを理解し、楽しく快適な猫との暮らしを目指してくださいね!
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